ヨットメンテナンス

ヨットのアクセサリーと装備品

ヨッティング用語「クレビス・ピン」の基本と使い方

クレビス・ピンの仕組みとは、鋼鉄製のシャフトに2つのU字型の先端が取り付けられたシンプルな構造をしています。1つの先端は固定されており、もう1つの先端は先のとがったピンで閉じることができ、接続する2つのコンポーネントを保持します。クレビス・ピンが適切に取り付けられると、ピンを回すことでU字型の先端が開閉し、コンポーネントの取り付けや取り外しが容易になります。 クレビス・ピンの役割は、さまざまなアプリケーションにおいて、コンポーネントを一時的にまたは恒久的に接続することです。ヨッティングでは、帆のホイルやシートをマストやブームに接続したり、索具システムの調整に使用したりします。クレビス・ピンは、迅速で簡単な取り付けと取り外しを可能にし、調整や修理を容易にします。
ヨットのメンテナンス

ヨット用語「スプライス」徹底解説

スプライスの種類と用途 ヨットを操縦するうえで、スプライスは非常に重要な技術です。適切なスプライスによってロープの強度が保たれ、ヨットの安全性が確保されます。スプライスの種類には、「アイ・スプライス」「シングル・ブレイデッド・スプライス」「ダブル・ブレイデッド・スプライス」などがあります。 アイ・スプライスは、ロープの末端に輪を作るスプライスです。マストにロープを通したり、フェンダーを固定する際に使用されます。シングル・ブレイデッド・スプライスは、2本のロープを1本に接続するスプライスです。ロープを延長したり、シートラインとクリートを接続する際に使用されます。ダブル・ブレイデッド・スプライスは、シングル・ブレイデッド・スプライスよりも強度が高いスプライスです。荷重のかかる場所や、安全性が特に重要な場合に使用されます。
セーリングに関すること

ヨットのロープ術:エイトノットとは?

ヨットのロープ術として知られるエイトノットとは、最も基本的な結び目の1つです。輪を作る際に使用され、その強さと信頼性で知られています。エイトノットは、そのループに力が加わると締め付けられ、緩んだりほどけたりするのを防ぎます。この結び目は、ボートの係留、ロープの連結、一時的な固定など、さまざまな場面で使用できます。
ヨットのアクセサリーと装備品

ヨットのセルフベイリングとは?

-セルフベイリングとは?- セルフベイリングとは、ヨットのデッキに設けられた排水システムの一種です。ヨットがセーリング中に波をかぶったり、雨水が溜まったりした場合、このシステムが自動的に水分を排水します。 セルフベイリングシステムは、デッキに設けられたスリットや溝からなり、これらが甲板の周囲に配置されています。波や雨がデッキをかぶると、これらの溝に水が流れ込み、船外へと排出されます。この仕組みにより、デッキ上の水の蓄積が防がれ、ヨットを快適で安全な状態に保つことができます。
ヨットのアクセサリーと装備品

ヨットの要!「スルーハル」の特徴と役割

スルーハルとは?その役割と仕組み スルーハルとは、船体の水密隔壁や船底を貫通する、パイプ状の部品です。エンジン冷却用の海水取水、排水、配線などの重要な機能のために使用されます。スルーハルは内部から船体外部への経路を提供し、船内外の液体の通過を可能にします。通常、金属やプラスチックなどで作られ、フランジやガスケットを使用して船体にしっかりと固定されます。スルーハルは、船が水中に浮いているときに水密性を保つために、適切な締め付けやグリース塗布などのメンテナンスが不可欠です。